水の消えた川を跨ぐ橋の上から

公にするのも憚られる、かなりどうでもいいこと

ガルーラ

Kangaskhan @ Kangaskhanite 

Ability: Scrappy 
Level: 50 
Shiny: Yes 
EVs: 132 HP / 236 Atk / 116 Def / 4 SpD / 20 Spe 
Adamant Nature 
- Power-Up Punch 
- Secret Power 
- Sucker Punch 
- 自由枠(噛み砕く/炎のパンチ) 

 

最近のメガガルーラの型が上記の型で凝り固まっていた一番の原因は

"A192・秘密の力+不意打ちで183-116ガブリアスが落ちる"

ということが一番大きいように感じる。

勿論、ゴツゴツメットに接触しないこともこの型の強いところであり、重要な要素ではあるが、それが直接この手の型の停滞に直接影響するとはあまり思えない。

(型の停滞という表現は若干語弊があるかもしれないが、最強の型ではない以上、一定期間・一定の使用率を誇りテンプレとして存在していることをここでは型の停滞と呼ぶ。)

この型は、⑴秘密の力を採用する事⑵不意打ちを採用する事⑶A192という必要数値を確保する事、この三点がガブリアス対面において噛み合っている技構成と数値であり、対面性能も比較的高く、グロウパンチによって崩しの駒にもなれる点が非常に評価されていると考えている。

しかしこのガブリアス対面を全く別の視点から見ると、200鉢巻逆鱗+鮫肌ダメージを耐えつつ183-116ガブリアスを親の冷凍パンチで高乱数で持っていくための180(148)という数字を確保すれば良いという見方もできる。

 

Kangaskhan @ Kangaskhanite 
Ability: Scrappy 
Level: 50 
Shiny: Yes 
EVs: 132 HP / 148 Atk / 228 Def 
Adamant Nature 
- Facade 
- Ice Punch 
- Drain Punch 
- Crunch

 

そして今回新たに公開されたガルーラは、⑴ガブリアス等に4倍弱点をつける氷技を採用しつつ⑵ドレインパンチでガルーラミラーやバンギラス等に強く⑶からげんきで状態異常に強い一致打点を持ち⑷かみくだくで相手のゲンガーと1:1をとれる可能性が高くギルガルドにも打点がある、非常に広い対応範囲を持った型だと個人的には考えている。

詳しい耐久調整先や技構成等、配分意図はこのブログのガルーラに関する記述の部分を見てもらえば良い。

第33回シングル厨のつどい 3位構築 オタク殺戮スタン - バンギの飼い猫レパルダス

 

この型の派生のようなものでBに補正をかけたものが考察されているようだが、相手の猫捨て身を耐える事にばかりとらわれて、Aを下げる事によって捨て身反動+ドレインパンチで相手のガルーラを倒せないような事にならないようにしたい。一撃で落としきることの大切さは不意打ちを考慮すると言うまでもない。また、単純にAを下げる事は仮想敵を想定しない場合においてガルーラの単体性能を著しく落とす事に直結するという点にも気をつけて考察していきたい。

 

更に言えばこのガルーラに対して

「猫けたぐりで対応しよう」

という発想に至っている人が一定数存在するように思うが、そのガルーラにこの型同様の汎用性を持たせようとすると

⑴猫+けたぐり(ガルーラ対応)⑵冷凍パンチ(ガブリアス対応)⑶かみくだく(ゲンガー,ギルガルド対応)、という技構成になる。

 

 

・・・f:id:mose_cat:20160505030305p:plain(マニューラ)!?

 

 

上記配分の考案者の言う"失敗作"を繰り返さないためにも、情報の取捨選択、見極めや平面的に物事を捉えすぎないように注意したい。

この型が多くのガルーラミラーに対応しつつ、広範囲に対応できる最も汎用性の高い型だとすれば、ガルーラの汎用性を落としてまでガルーラでこのガルーラに対応する発想それ自体がナンセンスなのかもしれない。