水の消えた川を跨ぐ橋の上から

公にするのも憚られる、かなりどうでもいいこと

七世代のSV孵化導入と現状

 

基本的には六世代のものと変わりませんが、少し変更点が見られたのでその部分のみをメモ程度に。

 

六世代でSV孵化をしていたことを前提に話を進めるのでご了承ください。

またBVではなくセーブデータを利用した解析なので*DL版限定です。

*パッケージ版でも今後BV法による解析ができるようになる可能性が示唆されています(追記:11/30)。

サン・ムーン対応のツールはここから各々のOSに対応するものをダウンロードしてください。

 

・セーブデータ

サン・ムーンのセーブデータはそれぞれ

サン:00040000 → 00164800

ムーン:00040000 → 00175e00

ここに保存されています。

 

ツールに貼り付ける際はこのフォルダにある00000001.savをコピーしてください。

 

・鍵の作成

まずBOX1と2を空にして、BOX1に自己産のポケモン6匹を一列目に置く。

BOX1の画面でパソコンを閉じ、

セーブを一回書く→L+R+Selectゲームを開始その場でもう一度セーブを一回書く

新規フォルダを作り、そこにこのセーブデータを16という名前で保存してください。

次にBOX1においてあるポケモン6匹をBOX2に移し

BOX2の画面でパソコンを閉じ、

セーブを一回書く(注:1回目のようにL+R+Select等の複数回のセーブは必要ありません。するとエラーを吐きます。)

先ほど作ったフォルダにこのセーブデータを165という名前で保存してください。

BREAKINGのOPEN FILEのFile1に16を、File2に165をそれぞれ開いてください。

BREAKを押すと鍵が作成できます。

 

上記の通り、鍵を作る際のセーブの仕方に少し変更が見られました。

BOXの中身を見るためのセーブはL+R+Select等の特別な手順は必要なく、今まで通り一回で大丈夫です。

 

・見れるBOXの範囲

上述した鍵の作成だけではBOX1の一列目とBOX2の一列目しか解析することができません。

BOXの全てを見るにはこれの他にも面倒な手順を踏まないといけません。

(簡単に説明するとBOXを空にしてセーブ、そのセーブデータを一度KeySAVで読み込み、そのあと一度BOXを30匹のポケモンで埋めて、セーブ→L+R+Select、その後別の個体で同じBOXを30匹埋めてセーブ、ということをするとそのBOX全体の解析が可能になります。)

※上記の手順を踏まなくてもなんとなくBOXの中身は見えるのですが、少し前のセーブデータが残っていたり、一部のポケモンが読み込めていなかったりと安定しません。今後のアップデートでこのあたりの不具合を改善していくと開発側からのコメントがあります。

 

 

仕組みとしてはほとんど六世代と変わりがないようです。とりあえずSV孵化は続投、とうことで海外NN色違いにこだわりを持っていた自分としては一安心という状況です。

しかし日本語版の七世代版TSV共有シートはまだできていませんし、redditの登録者数も50~60人と今すぐSV孵化をするには難しい環境だということもわかりました。

 

[追記]数日ぶりにツールを起動したところ、いくつかのバグが修正されバージョンが更新されていました。

 

修正された主なバグ

1.reddit(海外のSV共有シートのようなもの)で他人に依頼する際、卵の中身の情報を書き出して、それをクリップボードにコピーする機能(があったらしい)のコピーが失敗する不具合の修正。

2.全国図鑑No.750以降のポケモンが表示されない不具合を修正。

 

2.のバグにやはりといった感じですね。イワンコの卵は解析できたのに、ナマコブシの卵は解析できなかったのはこのせいだと思います(そもそもツールの解析結果に表示されず、その卵が置かれているスロットだけ番号が飛んでいました)。

 

またいくつか質問が寄せられたのでそれについても書いておこうと思います。

Q1.TSVは見れるんだけど、PSVが見れない

恐らくツールをインストールした時点では解析結果の表示方法がTSVというものになっているかと思います。これはOption(Formatting)→Formatting Option→Defaultにすれば解決するはずです。

TSVで表示する情報は

Box番号|何列目のどこ|TN|表ID|裏ID|TSV

となっているので、*PSV(卵なので*ESV)自体は表示されない設定になっています。

Defaultで表示する情報は

Box番号|何列目のどこ|ポケモン名(雄/雌)|性格|特性|HABCDSの個体値|めざめるパワー|PSV*またはESV*

となっているので、主に使うのはこちらでしょうね。

*)混乱を防ぐために一応・・・そのポケモンがすでに孵化しているポケモンの状態ならPSV、まだ卵の状態ならESV、それぞれPokemon Shiny Value,Egg Shiny Valueとなっています。

 

一度Defaultに変更するとその情報を勝手に保存してくれるようで、次回の起動時からはいちいち変更する必要はないです。

また七世代のトレーナーIDはゲーム画面で六桁で表示されていますが、

「ゲーム画面に表示されているID = (SID + TID * 65536) mod 1000000」

という変換がされているようです。

・指摘してくださった、おだんさんのツイートから引用しています

つまりサンムーンではトレーナーIDの桁数が増えているように見えますが、これはあくまでゲーム画面での表示用に五桁の表IDと五桁裏IDを組み合わせたものであり、IDの仕組みそれ自体には変更がないということですね。

 

また開発者がこれまで厳密に解析の対象としていなかったBV法についても今後比較的容易にできるようになる可能性があることについて言及しています。

つまり六世代のような自分一人で完結するBV法でのSV孵化もどうやら可能であるようです。現状DL版のみですが、今後パッケージ版でもできるようになる可能性は高いということです。ただし効率は六世代のそれを見ればわかるとおり、DL版の方がずっとラクでしょう。